消費者金融の「ノーローン」は、新生銀行グループの新生パーソナルローンが取り扱っているカードローンです。
以前は新生パーソナルローンは「シンキ株式会社」という名前でしたが、現在は社名変更されています。
こちらでは、新生銀行グループの「ノーローン」についてお話していきます。
審査や増額についてもたっぷり解説していきますから、ぜひ参考にしてみてください。
ノーローンとは
ノーローンとは、新生銀行グループの新生パーソナルローンが取り扱っているカードローンです。
新生銀行グループのカードローンといえば、最近テレビCMでよく見かける「レイクALSA」が思い浮かびますが、ノーローンにも違った強みがあります。
ノーローンとはいったいどんなカードローンなのか、詳しく見ていきましょう。
ノーローンの特徴
ノーローンの特徴は何といっても、「何度でも1週間無利息」の使い勝手の良さでしょう。
通常、カードローンを利用すると、借りた翌日からすぐに利息がかかりますよね。
しかしノーローンでは、利息がかかるのは「8日目」から。
つまり、7日以内(1週間)で返済してしまえば、利息がかからないのです。
「給料日まであと3日。飲み会に誘われたけど手持ちのお金がない!」
そんなシーンで活躍してくれるでしょう。
大手の消費者金融では、初めての利用者を対象に30日間無利息サービスを行っており、それと比べるとノーローンの1週間という無利息期間は短いです。
しかし、ノーローンの無利息サービスが他と違うのは「何度でも」1週間無利息になるという点。
完済日(全額返済)の翌月以降も、1週間無利息が適用されるのです。
通常の無利息期間は初めての借り入れの時だけというケースが大半ですから、完済後にまた1週間無利息のサービスが受けられるのは嬉しいですよね。
さらに、ノーローンには消費者金融のカードローンには珍しい「ポイントサービス」も用意されています。
利息の支払い額に応じてポイントがたまりますから、使うほどお得に。
1週間無利息サービスと合わせれば、賢くカードローンを利用することができそうですね。
ポイントは「楽天スーパーポイント」「ネットマイル」「Gポイント」から好きなコースを選べるので、普段貯めているポイントのコースを選びましょう。
ポイントサービスを利用したい人は、会員専用サービスからポイントサービスへの参加登録を忘れずに行ってくださいね。
ノーローンの会社はシンキから新生パーソナルローンに
ノーローンについてインターネットで調べてみると「シンキ」というワードを見かけます。
現在ノーローンを取り扱っているのは新生銀行グループの「新生パーソナルローン株式会社」ですが、2016年8月3日までは「シンキ株式会社」という社名でした。
「信用を起こす」→「信起」→「シンキ」が由来ですが、信用力を高めた新生銀行グループに属していることをアピールできる社名に変更したということです。
ノーローンの金利
ノーローンには何度も利用できる1週間無利息サービスがあるということですが、それ以降にかかってくる利息を知るために、金利が気になるところです。
ノーローンの金利は実質年率4.9%~18.0%。
これは一般的な消費者金融のカードローンと同じくらいだと言えるでしょう。
銀行カードローンと比べるとやっぱり高いな……と感じると思いますが、1週間無利息サービスを利用すれば利息がかからないので、計画的に利用すればむしろお得になります。
ノーローンの他におまとめローンもある
新生銀行グループの新生パーソナルローンには、ノーローンの他に「かりかエール」というおまとめローンも用意されています。
これはノーローンと契約していない人で、消費者金融のカードローンを複数利用している人のために用意されているサービス。
今ある借り入れを一本化して、毎月の返済額の軽減、金利の軽減を実現し、計画的に返済しやすくします。
返済日が1日にまとまるため、うっかり返済を忘れてしまうなどという事態も防ぐことができるでしょう。
かりかエールは計画的に返済しやすくするためのものであり、返済専用のローンです。
追加で借り入れをすることができませんから、その点は理解しておきましょう。
また、ノーローンを利用している人も利用できないので注意してください。
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ノーローンの申し込みの流れ
次は、ノーローンの申し込みの流れを説明していきます。
ノーローンには
・自動契約機からの申し込み
・電話での申し込み
と3つの申し込み方法があるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
パソコン、スマートフォンから24時間申し込み可能。
申し込みフォームに必要事項を入力しましょう。
※後ほど説明しますが、即日融資を希望するなら、楽天銀行の口座がある人は当日17時まで、楽天銀行に口座がない人は当日12時30分までに審査結果通知を受ける必要があります。
審査結果はメールまたは電話にて通知されます。(審査回答時間は9時~20時30分。年末年始は除きます)
審査結果通知後、自動契約機(新生銀行カードローン レイクの自動契約コーナー)または郵送にて契約書を送付後、カードを受け取ります。
自動契約機で受け取る場合には、その場で本人確認書類を提出する必要があるため忘れずに持参しましょう。
新生銀行カードローン レイクの自動契約コーナーで申し込みをすることができます。(新生銀行カードローン レイクの新規受付は終了していますが、自動契約コーナーは機能しています)
営業時間は8時45分~21時で、土日祝日も営業しています。(ただし、第3日曜日のみ19時まで)
即日融資を希望する場合、20時30分までに来店する必要があります。
(店舗によって営業時間が異なる可能性があります。事前に確認することをおすすめします)
自動契約で申し込みをする場合、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証、住民票、住基カードなど)が必要です。
健康保険証の場合や記載の住所が現住所と異なる場合は、公共料金の領収書など住所の分かる書類も合わせて必要となるため注意してください。
審査後はその場で契約を行い、カードが発行されます。
ATMからすぐに借り入れが可能です。
専用のフリーコールに電話をして申し込みましょう。
名前、生年月日、住所、希望金額などをオペレーターに伝えます。
女性専用ダイヤルもあるので安心です。
即日融資を受けたい場合、楽天銀行に口座を持っている人は当日の17時まで、楽天銀行に口座を持っていない人は当日の12時30分までに審査結果通知を受ける必要があります。
電話での申し込み後、審査結果が通知されます。
審査結果は公式サイトの「審査状況のご確認」から確認可能。
審査回答時間は9時~20時30分となっています。(年末年始は除きます)
審査結果回答後、契約は自動契約機(新生銀行カードローン レイクの自動契約コーナー)または郵送で行います。
自動契約機または郵送でカードを受け取ります。
ノーローンは即日融資も可能
ノーローンで即日融資を受けたいときは、決められた時間までに審査結果を受ける必要があります。
申し込みの流れのところでも触れましたが、もう一度まとめておきましょう。
<WEB申し込み&電話申し込み>
楽天銀行に口座がある人→当日の17時までに審査結果回答を受ける
楽天銀行に口座のない人→当日の12時30分までに審査結果回答を受ける
ことが条件となります。
この時間までに審査回答が得られれば「即日お振込サービス」を利用しての即日融資が可能です。
<自動契約機で申し込み>
20時30分までに新生銀行カードローン レイクの自動契約コーナーで手続きを済ませる必要があります。
第3日曜日は19時までの営業となっているため注意してください。
書類が足りないなどのアクシデントが起こる可能性もありますから、上記の時間よりも早めに動いておくことをおすすめします。
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ノーローンの審査
ノーローンの審査に通過できなければ、サービスを利用することはできません。
審査基準は甘いのか、アルバイトでも申し込めるかなど、多くの人が気になる点をチェックしていきましょう。
ノーローンは審査甘い?
ノーローンは大手の消費者金融と比べるとあまり名前も聞きませんし、何度も利用できる無利息サービスを提供しながら利益を出すには多くの人に融資をする必要があるため、審査基準が甘いのではないかと感じる人もいるようです。
そこでノーローンの申し込み条件を見てみると、
・安定した収入がある人
・新生パーソナルローンの審査基準を満たす人
となっています。
安定した収入があればパートやアルバイトでも申し込みができます。
ノーローンの審査は新生パーソナルローン自身が行うため、保証会社はありませんし、担保も保証人も不要です。
お金を貸すサービスの審査ですから甘いというのは言いすぎでしょうが、ノーローンの審査はそこまで厳しいものではなさそうです。
ノーローンの審査に落ちやすい人
特別厳しい審査ではないノーローンですが、審査に落ちてしまう人もいます。
審査に落ちてしまうのは、無職、収入が少ないなどといった人たちだけとは限りません。
ではその他に、どんな人が審査落ちしやすいか例を挙げてみます。
ノーローンの在籍確認
カードローンの審査で気になるのは、やはり「職場へ在籍確認の電話があるのか」ではないでしょうか。
ノーローンの審査では、職場への電話連絡という形での在籍確認が行われます。
これは、公式サイトにも明記されています。
こればかりは、どこのカードローンでもほぼ必ず行われる手続きなので仕方ありません。
ノーローンの在籍確認はプライバシーに配慮し、担当者の個人名で電話をしてくれます。
ノーローンからの電話だということは分からないようになっていますから安心してよいでしょう。
在籍確認の電話には、必ずしも本人が出る必要はありません。
電話を取った人が、「○○はただいま外出中です」といったように在籍していることが分かる受け答えをしてくれれば、それで在籍確認は完了です。
ただ、「そのような者はうちにはおりません」などといった返答がされてしまうと、在籍確認がとれずに審査落ちとなる可能性がでてきます。
何らかの事情で在籍確認が取れない可能性がある人は、事前に新生パーソナルローンに連絡をして指示を仰ぎましょう。
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ノーローンの借入と返済
ノーローンの借入と返済の部分にも、使い勝手の良さは表れています。
くわしく見ていきましょう。
ノーローンの借り方
カードローンと言えばATMからの借り入れというイメージが強いですが、ノーローンはATM以外の借り入れ方法も充実しています。
楽天銀行の口座を持っている人なら、「リアルタイム融資」が利用できます。
インターネットから24時間いつでも楽天銀行口座への振込融資が受けられ、土日や夜間も手数料がかかりません。
楽天銀行以外の金融機関を利用する場合は、
平日の10時~13時:当日14時半頃までに振り込み
平日の13時~24時;翌営業日11時ごろまでに振り込み
土日祝日0時~24時:翌営業日11時ごろまでに振り込み
が必要となっています。
フリーダイヤル0120-170024に電話で申し込みをすると、指定口座への振込融資が受けられます。
コンビニエンスストア、ショッピングセンター、提携金融機関のATM、CDから借り入れができます。
新生銀行カードローン レイクのATMなら手数料がかかりません。
ノーローンの返済方法
借り方だけでなく、返済方法も豊富です。
指定銀行口座を持っている場合、リアルタイム返済を行うことができます。
24時間いつでも、パソコンやスマートフォンから返済が可能です。土日、夜間でも手数用がかかりません。
コンビニエンスストア、ショッピングセンター、提携金融機関などのATMやCDから返済ができます。
ノーローン指定の銀行口座への振込による返済ができます。
返済先の口座に関しては会員ページかお問い合わせダイヤルで確認できます。
指定口座から自動引き落としで返済します。
毎月6日または26日から返済日を決めることができます。
ノーローンに電話連絡をして事前の申し込みをしましょう。
返済シミュレーションで返済額をチェック
毎月の返済額などを知りたい場合には、ノーローン公式サイトから「返済シミュレーション」を利用しましょう。
借入金額と毎月の返済金額を入れると、何回で返済できるかを知ることができます。
また、借入金額と返済月数を入力すると、月々いくら返済すればよいか、目安の返済額を知ることができますよ。
さらに、ノーローンの返済シミュレーションは、短期間利用したら利息がどのくらいかかるかもシミュレーションできて便利です。
借入を決める前には、必ず返済シミュレーションを利用しておきましょう。
借りてしまってから「やっぱり返済できない」となっては困りますから、あらかじめ返済額をイメージしておきましょうね。
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ノーローンの増額
使い勝手の良いサービスなので、ノーローンの増額(増枠)を望む人も多いでしょう。
「もっと限度額が欲しい……」という人のために、ノーローンの増額について話しておきましょう。
ノーローンの増額申請
ノーローンの借入額を増額するためには増額申請が必要ですが、これはインターネットから行うことができません。
増額の申し込みは電話にて行いましょう。
0120-170024に電話で申し込みをすると審査が行われ、審査結果が通知されます。
ノーローンの増額審査の基準
どんなローンの審査基準も外部には漏れない情報なので、ノーローンの増額審査の基準についても明言はできません。
しかし、「新規申し込み審査の基準より増額審査の基準のほうが厳しい」のは明らかです。
増額する人には一層の返済能力が求められますから、申し込みをすれば誰でも増額できるわけではありません。
増額審査では次のようなことを見られます。
増額案内を待つのが無難
カードローンをこまめに、しばらく利用していると、ハガキや電話、メールなどで「増額しませんか?」という案内が届くことがあります。
増額案内が届いたからといって審査なしで増額ができるわけではありませんが、自分から申し込みした場合よりは増額の見込みが高まるでしょう。
地道に利用を続けて増額案内を待つのは、より無難な方法と言えます。
そんなに待っていられないという人は、計画的な利用ができるのであれば、他のカードローンの新規申し込みを検討するのもひとつです。
ノーローンの増額に関する口コミ
ノーローンで増額しようとした人たちの口コミを見てみると、「インターネットの会員ページに増額の項目が見当たらない」というものが多く見られました。
このような口コミが多いということは、やはりインターネットから手軽に増額申請をしたいという気持ちの人が多いのかもしれませんね。
電話での増額申請に抵抗がある人には、各自、スコアアップというかたちで短期間で増額していくことも可能なJ.Score(ジェイスコア)などのサービスもおすすめです。
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ちなみに
ここまで、ノーローンの解説を読んでいただきありがとうございました。
ノーローンは新生銀行グループの新生パーソナルローンが取り扱っているカードローンですが、同グループの新生フィナンシャルは有名なレイクALSAを展開しています。
さらに、その親会社である新生銀行でも新生銀行スマートカードローンプラスを取り扱っているうえ、今年は新生銀行スマートマネーレンディングの開始も予定しています。
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