こんにちは。
金森いちろうです。
今回は、キャッシングとは話が逸れるのですが、日本のお金の未来について考えていきたいと思います。
皆さんご存知の通り、今の日本は、「超」がつくほどに少子高齢化が深刻化しています!
政府は、子どもを育てやすい環境を作り、なんとか少子高齢化から脱却しようと奮闘しているものの、日本の人口は減少している……というなんとも悲しい現状に。
そして、この少子高齢化による被害を一番受けるのが、今の20~40代の働き盛りの世代といわれています。
私は、この日本の社会問題が心配で心配で、夜も眠れない日々を過ごしていますよ。。。
少子高齢化や、年金問題は、すぐに解決できる問題ではありません。
一時期ツイッターでも話題になりましたが、国をあてにしないで、自己防衛する時代がやってきたのです!
今、若者の皆さんに問います!
このご時世、自分の身を自分で守る力が欲しくないですか?
そこで今回は、「年金」について、スポットを当てて、日本のお金の未来について解説していきたいと思います。
これから年金がもらえないと騒がれているのは何故なのか?
老後に向けてどのように備えていけばよいのか?
漠然と抱えている、老後の不安を、私と一緒に解消しましょう!
そもそもの年金の仕組みとは?支払いが義務なの?
まずは、そもそもの年金の仕組みや制度から、わかりやすく説明させていただきます。
もうすでに理解しているよ! という人は、飛ばしていただいて構いません。
現在日本では、20歳~60歳未満のすべての国民は、年金を払う義務があります。
年金には、国民年金と厚生年金の2種類があり、日本の国民は成人を迎えると、いずれかの年金に加入し、年金を支払います。
そして65歳以上になると、今まで支払ってきたお金が分割して支給されるという仕組みです。
このように、定年などで、仕事がなくなった老後も、安定した生活を送れるように……と国がお金を管理してくれる制度が『年金制度』なのです。
年金の支払い義務は、国の法律により決められているので、国民としては避けては通ることができないお作法なのです。
年金が貰えないと言われているのは何故?本当に貰えないの?
では、一体なぜ、今の若者は年金がもらえないと噂されているのでしょう。
その理由はいたって明白。
日本が少子高齢化だからです。
日本は、一世帯あたりの子どもの数の平均がすくないです。
一世代あたりの子どもの数の平均は、2人を下回っており、日本人としてはなんとも切ない話ではありますが、これから日本の人口は減っていくと言われているのです。
よくテレビで、ビッグダディのような大家族のドタバタ奮闘記のような特集も見かけますが……あれはほんの稀な例でしょう。
そのため、いまの20代~40代が高齢者になるころには、若者の数が減少して、年金を収める人がいなくなる、といわれています。
さて、ここまの内容だと、記事を読んでくれた若者の皆さんをますます不安にさせてしまったかもしれません。
ですが、ここで一応、政府の頑張りもお伝えしておきます。
実は、現在支給されている年金は、納税された年金だけではなく、国の税金でもまかなわれているのです。
長期的な社会問題に、政府も焦っているのですね。
そのため、年金を支払う人も少なくなったから、支給できなくなりました……とはならない仕組みになっています。
今後も、納税された年金だけでなく、国の税金である程度は補助されると考えられるでしょう。
しかし、残念ながら、これだけでは完全に安心することは出来ません!
なぜなら、働き手が少なくなるということで、影響が出るのは年金だけではありません。
人口が減ることで、その他の納税による、国の収入も大きく減少します。
先ほど、年金は国の税金で補助されていると言いましたが、年金を補助している税金そのものも減っていくのです!!
いま、消費税の引き上げなども発表されていますが、それだけでは現在の国の収入を維持することは難しいですし、我々国民としても生きにくくなります。
また、今後は支給が受けられる年齢が引き上げられる可能性もあり、収めた年金よりも支給された年金は少なかった……という結果になる可能性が高いです。
いかがでしょうか。
これが、今の働き手達は将来年金が貰えなくなるといわれる原因なのです!
私自身も、記事を書いていて、不安を通り越して憤りまで感じてきましたよ。
いま現在、身を削って仕事を頑張っているのにも関わらず、仕事を定年した後の生活は不安しかない、となると、
「私は今、なんのために頑張っているだろう……」
と思うのも仕方ありません。
このように、老後の不安が精神状態に拍車をかけて、結果として鬱状態になってしまう若者も増えているといいます。
しかし、先ほども説明しましたが、納税は国民の義務なので、そこに異議を申し立てても個人の力ではどうにもならない現実があります。
だからこそ、今から老後のためにできることをしっかりと考えていくことが、明るい未来を築く大きな第一歩となるのではないでしょうか?
日本全国の若者の皆さん!
国ばかりをあてにしちゃだめなのです!
年金をあてにしなくても生きていけるように、今から対策を練ることが大切なのですよ。
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老後不安の解消のために今からできる3つの提案
さぁ、いよいよこの記事の本題にさしかかってきました。
まだ体力もある今のうちから、老後のために備えておくべきことは何なのでしょうか?
その結論は至ってシンプルで、
定年を迎えたあとでも、お金を稼げれば良いんじゃん!
ということです。
まず、想像してみてください。あなたが年をとって定年を迎えたとしましょう。
年金をあてにしない生活をしたい! でも貯金もなるべく切り崩したくはない……
となると、毎月の安定した収入が必要になってきますね。
就職するにしても、定年を迎えている年齢のため、正社員でどこかに雇用されるということは難しい。
でも、定年を迎えたってお金を稼いでいる人だって存在するのです。
定年後も、収入を得るために今からできることを3つご紹介します。
①将来性のある仕事選びをする
一番現実的なのは、今のうちから将来性のある仕事に就職するということです。
もっと具体的に言ってしまうと、将来性のある且つ、自分だけで独立できるように収入の柱を増やしておけるレベルまで到達すれば、かなり強いと思います。
定年後も安定して稼ぎたいのであれば、会社に属さなくても仕事ができるスキルを身につければ良いんです。
現在、AIの進歩が進んでおり、無人化が始まっています。
無人タクシーや、無人宅配便、大工さん無しで3Dプリンターで建てられる家もできます。
そのため、AIができるような仕事を選んでいては、将来的に仕事をクビになってしまう可能性も考えられます。
自分の力で生き抜いていく、力を身につけるためにも、仕事選びは重要なのです。
そこで、この項目では、AIに仕事を奪われない職業の一例を、いくつかピックアップしてみました。
①パソコンを使ってできる職業
・アフィリエイター
・WEBデザイナー
・エンジニア
・ライター
・ブロガー
②想像力・美的センスが問われる職業
・イラストレーター
・カメラマン
・トラックメーカー
・ダンサー
・ピアニストなどの演奏家
・ハンドメイドアクセサリー職人
・イベントオーガナイザー
・作曲家
・俳優・女優
・脚本家
・作家
③資格や検定などの専門知識が必要となる職業
・英会話講師
・ネイリスト
・セラピスト
・整体師
AIでもできないであろう仕事をまとめてみました。
ざっとまとめましたが、探せばまだまだあります。
しかし、「老後でもできる仕事」という点に焦点を当てると、もう少し職業は絞られてくるでしょう。
年をとると肉体労働は厳しいと思うので、自宅にいながらできたり、デスクに座ってできたりする仕事が良いですね。
例えば、今世界的にIT業界がめざましい進歩を遂げているので、エンジニアのニーズが高まっています。
また、最近は自宅でハンドメイドアクセサリーを作って、フリマアプリで売り、お小遣い稼ぎをしている人も多いんだとか。
お家にいながらにして、収入が得られるなんて、なんだか夢があります。
また、手堅い方法にはなりますが、資格取得も良いと思います。
調理師免許・保育補助の資格・家政士資格・家庭科検定などの資格を持っていると、老後の仕事探しの幅がグンと広がるでしょう。
まぁ、私達が老人になるまでに、どれだけのことがAIでできるようになっているのかはわからない話ではありますが……。
自分ひとりだけで生き抜くスキルを身につけるために、これからの時代は、長い目で見て職業選びをするほうが、良いかと思います。
②資産運用をする
数年前に、日銀の金利をマイナス金利にした金融政策、黒田バズーカが記憶に新しいですが、日本でも、貯蓄の時代は終わり、投資の時代がやってきました。
今のうちから、保険の加入や投資をして、資金を積み立てておくことも非常に有効な手段です。
こちらは、上の項目と比較すると、手軽に始められるかと思います。
みなさんは、個人年金や養老保険という言葉を耳にしたことはありませんか?
これらは、手堅く資金調達をしたいという人には、間違いなくオススメの手段です。
「お金を貯めるための保険」といえば分かりやすいでしょう。
個人年金や養老保険は、定年退職後など安定した収入がなくなった時に、お金を受け取ることができる商品なのです。
国民年金が不安視されてる今、手厚い個人年金や養老保険の加入者はとても増えています。
これらを若いうちから契約して、コツコツと積み立てておくことで、将来自分が積み立てた分のお金を受け取ることができるのです。
また、今のうちから、株式や投資信託などの有価証券を買うというのも良いでしょう。
まとまった資金がなくても、少額からコツコツ積立をすることもできるので、20代からでも始めることが十分に可能です。
ただし、損失が出る可能性があるので、上でお話した確定年金と養老年金よりは、ハイリスク・ハイリターンな方法にはなります。
損失が出る可能性があるので、上でお話した個人年金や養老保険のほうが、安定していていいと思います。
ちなみに私金森も、投資信託を買ったことがありますが、なかなか楽しかったですね。
投資した金額に応じて、毎月分配金というお小遣い程度のお金が入ってきたので、リッチな気持ちになれました!
あとは、ローリスクだけれど利益が得る可能性が大きい、ソフトバンクやメガバンクの事業債は、人気のようです。
外貨預金もローリスクなので人気です。
③海外逃亡する準備をする
日本の経済状況が不安なら、いっそのこと海外で暮らしてみるのはどうでしょう!
今から話す話は、かなりぶっ飛んだ内容にはなるのですが、実際にあった話です。
私の知り合いで、急に姿を見せなくなったと思ったら、いつの間にやらマレーシア引っ越していた人がいました。
彼は、日本にいる間にお金を800万円ほど貯めて、日本より物価の低いマレーシアに移住し、とてもリッチな生活を送っているというのです!
ちなみに、現地で結婚相手も見つけ、現在は幸せに暮らしているとか。
日本の経済状況が不安なゆえに、こんな大逆転の発送をする人もいるんですね。
なかなか勇気がいることだとは思いますが、悪くない選択肢だとは思います。
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毎月、いくらあれば生活できる?生活費の内訳を計算してみよう。
ここまで、若いうちから対策できるいくつかの方法を提案してきましたが、実際、定年後に毎月最低でもどのくらいのお金が必要なのか、検証してみましょう。
総務省が29年度に行った家計調査によると、
平均的な65歳以上の2人以上の世帯の生活費は毎月23万円
という結果が出ました。
内訳としては、以下のとおりです。
【65歳以上の2人以上の世帯 生活費内訳】
合計 | 230,000円 |
---|---|
食費 | 60,000円 |
居住費 | 13,000円 |
光熱費水道代 | 20,000円 |
保険医療費 | 15,000円 |
交通通信費 | 27,000円 |
その他(娯楽・交際費) | 95,000円 |
上記の計算はあくまでも平均値です。
持ち家でなければ家賃としてさらに居住費がかかりますし、持ち家であっても、維持補修費や固定資産税などが発生します。
車を持っている場合には、駐車場代や維持費・車検代もあるので、年間で大きな支出となるでしょう。
また、何よりも老後心配するべきなのは『医療費』です。
現在健康保険の負担割合は
・75歳以上は1割
と、負担額を軽減できることがあります。
(年金も含めた世帯収入によって決められます。)
そのため、病院にかかっても高額な医療費が請求されることは少ないでしょう。
しかし、年をとるにつれて、病気や怪我が増えるため、少額の負担でも積もり積もって家計の負担になる可能性が高いです。
また、長期の入院・大きな手術・遠い大学病院までの通院・保険適用外の治療など、大きな医療費の負担が発生するリスクは非常に高いのです。
まとまったお金が必要になるタイミングは、いつになるのかわかりません。
もしもの時に備えておき、普段の生活は毎月の収入からまかなっていく方が堅実です。
毎月23万円以上稼ぐ必要があるとなると、おそらく年金だけで生活することが難しいことが示唆されます。
このことから、年金以外の方法でお金を稼ぐ必要性は100%だと言っても過言ではなくなりました。
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定年とは何歳?定年後は何して暮らす?
何歳を定年とするかは、各企業が自由に定めていたため、企業によって異なります。
昭和時代までは、一般的に、55~60歳を定年とする企業が多かったです。
しかし、昨今の日本では、定年の概念も、変わりつつあります。
近年の日本は、
・定年後の高齢者も働き口を探している人が多い
という現状があるため、政府は定年の概念を変えてしまいました。
「高齢者雇用安定法」という法律でもって、60歳未満を定年と定めてはいけない! とすることにしたのです。
この法律ができた以降は、約80%の企業が60歳を定年としており、65歳を定年と定めている企業は15%程だという調査結果が出ています。(厚生労働省の調査による)
退職後もできる、シニアに人気の仕事とは
さて、老後の将来にそなえよう! という話をしてきましたが、現在の時点でも、定年退職後のシニア世代でパートやアルバイトをしている人は増えています。
仕事をすることで交流関係も増え、むしろ仕事をすることが元気につながっている人も多いとか。いいことですね。
しかし、退職後ということもあり、年齢的に働くのは厳しいのではないか? と思う人もいるでしょう。
年齢不問・未経験OKという仕事は、探すと意外と多く存在します。
下では、現代のシニアから人気の仕事をご紹介します。
・スーパーなどで、調理
・幼稚園やお稽古事のバス運転手
・家事代行サービス
・簡単な入力作業などの事務業
・包装や仕分けといった軽作業
・覆面調査のアルバイト
中には資格が必要な職業もありますが、単発でできるアルバイトも多いです。
しかし、先ほども触れましたが、世の中はAIによる無人化が進んでいます。
おそらくですが、我々若者世代が高齢者になる頃には、事務員や軽作業系、ドライバーなどの職業はなくなっている可能性が高いでしょう……。
本当に人の手を必要とする仕事が、生き残っていきます。
我々は、老後のために、今のうちから人の手でしかできない仕事を選び、スキルを磨く必要がありますね。
定年退職後はどんな生活をしているの?
ここまで、色々日本の経済状況が悪いだとか、少子高齢化だとか、不安にさせることばかり書いてしまった気がします。
でも、最後の記事くらい、夢のあることを書きたいなと思いまして、定年退職したシニア世代がどのように幸せに暮らしているのか、お話してこのページは締めに入りたいと思います。
①田舎で自給自足生活
都会でサラリーマンとして生活をしてきた人達が、田舎に家を買ってのんびりと暮らす……
まるで、大人気ゲームの、「どうぶつの森」みたいな気ままな暮らしに憧れを抱く人は多いでしょう。
畑仕事やご近所との交流など、田舎ならではのんびりしたライフスタイルは、都会で暮らしてきた大人たちに人気です。
田舎生活をしていれば、毎日やることがあって、充実した生活を送れるとよく聞きます。
②趣味に没頭する生活
釣りや登山・スポーツ・将棋・旅行など……趣味をメインとした老後の生活もいいですね。
定年前は、仕事に追われていたという方も、退職後は好きなだけ趣味に時間を費やすことができます。
趣味だけで生活ができるなんて、今まで仕事に一生懸命な人生を送ってきた人からすると、ご褒美みたいなものですね。
今まで趣味がなかったという人も、退職をきっかけに、様々なことに積極的にチャレンジして、趣味を見つけることも良いでしょう。
③孫のお世話をしながら生活
孫との生活を楽しみにしているシニアの人も多いです。
老後、夫婦2人だけではやることがなくてつまらないけれど、可愛い孫がいれば話は別ですね。
自分の子どもが独り立ちしたことで、寂しさを覚える主婦の人は多いと聞きますし、孫は子どもより可愛いなんて、よく聞きますよね。
また、近年では、共働き世帯も増えてきていることから、若夫婦は共働きしている間に、家のことは定年退職した祖父母がサポートという関係性も増えてきています。
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まとめ
まず、ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!
実際、老後に不安を抱える若者は多いといわれています。
しかし、それだけ先のこともしっかりと考えることができている、立派な若者が増えていると言い換えることができるかもしれません。
これは、喜ばしいことですし、まだまだ日本も捨てたものではないかもしれません。
これから、少子高齢化が進み、将来的には年金を受給できない可能性があると聞くと不安ばかりが膨らみます。
しかし、それに今気づくことができたということは、今から老後のために動くことができるということです。
僭越ながら、この記事を読んでくれているあなたも、幸せな老後生活が送れることを祈っております。
以上、「お金の森」の金森いちろうがお送り致しました!
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