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奨学金を安易に使うな!給付型と貸与型の違いを確認せよ!

知って得する借入知識

こんにちは、お金に関するメディアサイト「お金の森」管理人の金森いちろうです。

さて、そろそろ今年も終りますね。年が明ければ大学受験なんかも始まります。

今、こちらを閲覧なさっている方の中にも奨学金の利用を検討なさっている方がいらっしゃるかもしれません。

奨学金…政府与党が2万人を対象に給付型奨学金の制度設計をすることを公約に掲げるなどして再び注目されています。

学生団体のデモ活動などで奨学金に対する訴えがあったことも、皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか。

なぜ奨学金がデモ活動で取り上げられるのか、それは日本の奨学金事情に問題があるためです。

現代日本の奨学金制度には問題があり、その問題を知らないまま利用すると社会人になってからの生活にも大きな問題を与えかねません。

ええっ!奨学金って学生のための支援制度じゃないの?

そういう印象をお持ちの方、今のままでは危険です!

当記事では奨学金の問題点と、これからの奨学金についての考察を記載しましたので、ぜひご参考にしてください。

奨学金には2つのタイプがある


厳密には2種類ではないんですが、奨学金は大きく2つに分けることができます。

一言で言えば「返す必要がある奨学金」「返す必要がない奨学金」の2種類です。

それぞれの奨学金の特徴についておさらいしておきましょう。

貸与奨学金

貸与(たいよ)奨学金と言います、こちらが「返す必要がある奨学金」です。

名前の通り、公的団体・民間団体が学生にお金を貸し与えるという形になっております。

貸与奨学金にも2種類あり、第一種奨学金と第二種奨学金という区分です。

第一種は無利子、第二種は利子がかかる奨学金となっています。

返済は卒業後に月賦で返還していく形式となっており、就職した後に毎月返済していくことになるのです。

給付奨学金

こちらが冒頭で説明した給付型奨学金です。

給付型奨学金は今年の参議院選挙でも注目されていて、自民党・民進党・公明党・共産党・社民党が公約に掲げていました。

どの政党が勝利しても給付型奨学金を公約に掲げている政党という状態になっていましたが、実際には自民・公明が勝利を収めましたね。

政府与党はこの度「2万人」に対して給付奨学金を支給する方針で現在動いております。

2万人が返済する必要のない奨学金を毎月3万円給付されることになっているのです。

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安易に「貸与奨学金」を使わない!


簡単に貸与奨学金と給付奨学金について解説しましたが、ここではっきりとさせておきましょう。

安易に貸与奨学金を使わないようにしましょう!

貸与奨学金は「奨学金」なんて綺麗な言葉で表現されていますが実態は「借金」です!

「大学に行きたいから借りてみようかな〜〜♩」なんてノリで借りると絶対に後悔しますよ!

なぜ借りてはならない?

学生デモなどで奨学金に注目が集まりましたから「奨学金は実は借金」というイメージは一般化されてきました。

ですが、実際にどの程度の金額を返済していくことになるかという点についてはイメージしづらいかもしれません。

そこで、奨学金団体の「日本学生支援機構」で借りるとどうなるか、利子付きの第二種のケースで見てみましょう。

(なお下記の図は日本学生支援機構の「大学・返還例」を参考にして作成しております)

貸与金額(月額)貸与総額年利返還金
(総額)
返還金
(月額)
返還回数
年数
30,000円1,440,000円3%1,761,917円11,293円156回
(13年)
2%1,650,545円10,580円156回
(13年)
1%1,543,214円9,892円156回
(13年)
0.50%1,491,061円9,557円156回
(13年)
50,000円2,400,000円3%3,018,568円16,769円180回
(15年)
2%2,803,404円15,574円180回
(15年)
1%2,597,188円14,428円180回
(15年)
0.50%2,497,419円13,874円180回
(15年)
80,000円3,840,000円3%5,167,586円21,531円240回
(20年)
2%4,699,817円19,582円240回
(20年)
1%4,257,117円17,737円240回
(20年)
0.50%4,045,295円16,855円240回
(20年)
100,000円4,800,000円3%6,459,510円26,914円240回
(20年)
2%5,874,754円24,478円240回
(20年)
1%5,321,420円22,172円240回
(20年)
0.50%5,056,654円21,069円240回
(20年)

一箇所、4年生(貸与月数48ヶ月)で月額50,000円を借りたケースの部分だけ赤文字にしてみました。

50,000円を48ヶ月借りるのですから、合計240万円借りることになります。

この240万円を卒業後に返納していくというのが貸与型奨学金のシステムです。

簡単に言いましたけどね…仮に毎月1万円ずつ返済していったらですね…

皆さんは20年間、毎月1万円を返済していくことになるんです

20年ですよ、20年。20代・30代は毎月毎月借金の返済に迫られるんです。

あくまで、これは仮のケースで、しかも利子を計算に入れていません。

奨学金なんてご大層な名目ですが、実態は利息も支払いますので金融商品と大して変わりありません!

そして、返還例を見ていただくとわかると思いますが、返還は毎月「16,769円」です。

学生の皆さんには時給感覚で説明したほうがわかりやすいかもしれません。

時給1,000円のアルバイトでしたら、16,769円という金額を生み出すためには16時間以上働く必要があります。

16時間ということは労働基準法で言えば1日の労働時間は8時間、16時間=2日分の労働時間ということになりますね。

つまり、皆さんは社会人になる前から毎月2日間タダ働きをすることが約束されるわけです、しかも15年間

貸与型奨学金の罠

はっきり言って、罠っていうほど大層なものではないのですが、貸与型奨学金には罠めいたものがあります。

まずはネーミングですね「奨学金」という言葉にはどことなくポジティブなものを感じませんか?

「頑張る学生を奨励する制度」というニュアンスですから、「毎月2日間タダ働きをすることが約束された借金システム」という言葉よりずっと聞き心地がいいですよね。

そして、貸与型奨学金の最大の罠は「借金という感覚が薄められている」という点にあります。

金融業者の常套手段として代表的なのは「債務者がお金を借りている感覚を無くす」という手段が挙げられます。

皆さんは「リボ払い」という言葉を聞いたことがあるでしょうか、あれこそが「借りている感覚が無くなる」サービスの代表例といえるでしょう。

リボ払いは購入金額を分割して、後払いしていくという方式をとっています。

そのため商品を購入していると同時に「借金」をしていることになるんですが、後払い且つ分割払いという要素で徹底的にその感覚を薄めているのです。

そうして薄められた借金感覚によって破滅している人が多くいるのがリボ払いというシステムです。

お気づきでしょうか、貸与型奨学金もほとんどリボ払いに近いんですよ!

しかも「奨学金」というネーミングにして「借金」という感覚を薄めているという二重の構えです。

学生時代の間は返済する義務がないので借金をしている感覚を持っていない人なんかもいます。

そういう人が4年後に気付くんです、自分がいつの間にか高額な借金をしていることに…。

以上が貸与型奨学金の「罠」です。

大人からすればすぐに気づける罠かもしれませんが、学生にとっては中々気づけない罠です。

貸与型奨学金の実態を知ったうえで、計画的に借りるのでしたら貸与型奨学金も悪くはありませんが…

実際には「借金をしている感覚」が薄まった状態で利用を考えている学生が多いんです。これは大きい問題です。

借金をしているという感覚を持つことが大切

私は何も「借金」という行為をけなしているのではありません。

「借金をしている感覚が薄まった学生が借金めいた制度を利用している」という現状を問題視しているだけです。

貸与型奨学金制度ばかりが先行してしまっている日本の教育界には問題があるといえるでしょうね。

貸与型奨学金を利用したいということでしたら、必ず「借金をしているという感覚」を意識して利用してください。

長期に渡って奨学金を返済するスケジュールを立てるといった計画性が無いと、卒業後に苦労することになりますよ?

計画性が無いままに奨学金を借りて、卒業後に「日本の教育業界には問題がある!」なんて騒ぎ散らすなんてことの無いようにお願い致します。

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給付型奨学金で教育格差を埋められるか

ようやく、この度、政府が給付型奨学金の本格的な導入に向けて重い腰をあげました。

2万人を対象とした給付型奨学金制度が平成29年より実施されます。

財源が確保できているか疑わしいらしいですが、とりあえず実施されるようです。喜ばしいことですね、財源が確保されているかは疑わしいらしいですが。

ですが、私としては「給付型奨学金導入で教育格差は無くなる!めでたしめでたし!」とはならないと考えております。

そもそもですね、元の学費が高くなりすぎなんですよ。私立が高いのは仕方ないことかもしれませんが、国公立大学の学費まで高くなるのはどう考えても問題です。

奨学金の給付も大切かもしれませんが、基本の学費の見直しも検討しなければならないのではないでしょうか。

こんな偉そうなこと言っていますが、財源がなければどうしようも無いんですけどね財源が。

ですが、教育とは未来への投資です。ここで教育費をケチれば日本から未来は無くなってしまうでしょう。

そのための第一歩として今回の給付型奨学金はそれなりに有効なものかもしれません。

後は「やる気があるけれど経済的に苦しい」という本当に給付型奨学金が必要な学生に対して給付できるかにかかっているのでしょう。

そんな学生に給付型奨学金を受け取ってもらえれば日本の教育界に一つの前進を見ることが出来るはずです。

何もかもが曖昧なのは財源が確保できていないからですね。

身近な人のちょっとした余談

今回の記事とは関係ないですが、リボ払いつながりでちょっとした余談をさせてください。

みなさん、ACマスターカードってご存知ですか?
ACマスターカードは、カードローンでおなじみ消費者金融のアコムが発行しているクレジットカードです。

巷では、他社と比較して審査に通りやすいと口コミ評判で人気のACマスターカード。
ACマスターカードは、学生の方でも申し込みできる上、申し込みしたその日にカードを受け取ることができます。
例えば、大学生の海外旅行で少しだけお金が足りないなんてときは、ACマスターカードを作ると海外でもお金に困らず便利です。

ACマスターカードという名前の通り、Masterブランドが付帯されているので世界中で使える上、さっきも言ったように即日発行ができます。旅行直前の慌ただしいときでも、余裕をもってカードを作れるところはメリットじゃないかな、と思います。

ただ、奨学金の落とし穴と同じように、ACマスターカードにも実は落とし穴があります。
それは、ACマスターカードは、基本、リボ払いしかできないクレジットカードだということです。
リボ払いだということを知らずに使って、あれ? こんなの知らなかったよ! とビックリする人も多いんですよね。

なので、奨学金の落とし穴だけでなく、意外と陥りやすいACマスターカードの落とし穴についても軽く触れた記事を書いてみました。
ACマスターカードは、大手消費者金融のアコムのクレジットカードなので、学生も社会人も利用を検討している人も多いのではないでしょうか。
以下の記事は、ACマスターカードのメリット・デメリット・口コミ・審査について解説しているので、興味のある人は読んでみて欲しいです。

【解説】ACマスターカードの審査

ACマスターカードは、支払いがリボ払い専用になっており、カードローン機能も付いているため、ちょっとした危険もあります。
しかし、ときに、有意義な生活を送るために必要なこともあります。
使い方を誤らなければ、とても便利なクレジットカードなので、計画的に利用してみてくださいね。

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